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2017年:本年もよろしくお願いいたします。

  • 中国との仕事をはじめて、丸10年になりました。
  • ある制作会社様と『発注力の強化』に取り組んでいます。
  • 顧客体験(UX)のデザインから価値を創造していきます。

中国との仕事をはじめて、丸10年になりました。 改めて振り返ると、経済発展による急激な環境の変化を痛感させられます。マーケットの大きさには常々可能性を感じてきましたが、今後は人件費の安さよりも、購買力への期待が高まっていくと思われます。難しい局面が続きますが、文化や習慣について常に考える機会を与えられ、得られた知見が財産になってきました。最近になって「木を植えるのに最も良い時期は・・・」という中国の格言を知りました。〜 木を植えるのに最も良い時期は十年前だった、その次が今だ 〜(中文:种一棵树最好的时间是十年前,其次是现在)初心に戻って取り組んでいきます。

ある制作会社様と『発注力の強化』に取り組んでいます。 コンテンツ制作について「外注先をどう管理すれば良いか?」と相談されることが多いのですが、実際に課題を整理すると(国内、海外を問わず)発注元からの改善がより効果的で、成果につながりやすいことが分かります。様々な見解があると思いますが、ご賛同を頂いた現場で『発注力の強化』に取り組んでいます。マネジメント経験の浅いデザイナー層に、「ビジネスとクリエイティブの両立」という応用問題が丸投げされてしまうケースが少なくない現状には罪深さを感じます。業界全体の底上げにつながるような成功事例を増やして、良い影響を拡げたいと思います。

UX(顧客体験)デザインから価値を創造していきます。 新たなテクノロジーを活用したサービスの企画、オペレーションの最適化などが求められる昨今ですが、ICT顧問のコンサルティング実績を積みながら痛感してきたのは「顧客目線」の大切さです。技術的な仕様の検討と平行して、関係者が「顧客の観点」に立ち戻ることで多くの気づきが得られ、それこそが本来の「価値の創造」につながると感じています。泥臭いアプローチですが、地道な合意形成には人や組織の意識を変える効能があり、そこから思わぬヒントが生まれます。流行の「UX:ユーザーエクスペリエンス」に乗っかる形になりますが、ノウハウ提供をサービス化していきます。

本年もよろしくお願いいたします。

(写真は中国西安市の料理店に飾られていた達磨絵)

ホームページの「開発」と「運用」について

現在、会社の前にクルマが停めてあります。

何年も経って、かなり古くなってしまいました。

それを見て、「そろそろ新しいクルマに買い換えませんか?」とセールスが来ます。

クルマを活用すれば、もっと営業成績が伸ばせる、コストダウンができる・・・そんな期待もできますが、社内では有効活用されず、徒歩や自転車で仕事を続けています。

「免許を持っていないから」
「ペーパードライバーなので運転するのが怖い」
「忙しいし、近いから、 わざわざクルマを使うのは面倒」
・・・こういった理由でクルマはあまり活用されていません。

新しいクルマに買い換えたら、業績は上がるでしょうか?

 

【開発】新しいクルマに買い換えること。
【運用】そのクルマを実際に活用すること。  ← 是非、【運用】に着目してください!!

御社の課題は、ホームページが「古いこと」ではなく「うまく活用できていないこと」です。そこを改善しなければ、新しく買い替えてもクルマは停まったままです。

クルマの活用には、「社員に免許を取らせる」「ペーパードライバーに講習を受けさせる」「クルマを活用した人に褒美を与える」・・・このような改善策が考えられますが、短期間で人間の意識を変えるのは難しいものです。

では、どうしたら良いでしょうか?

まず、「運転手付きのクルマ」を使って仕事をして頂き、売り上げを向上させると共に、業務の効率を上げます。そうすると、逆に人間の意識として、徒歩や自転車に戻れなくなります。

きっと「近いところ(簡単なこと)なら自分で運転したい」と考える社員が出てきます。過去の経験から、御社の場合もそのように意識が切り替わっていく可能性が高いと思います。

 


こちらの文章は、2013年にある企業の役員に提出させて頂いたものです。

 それまでは、高額な開発費を投じた定期的なホームページのリニューアルが、業績の向上につながっていませんでした。弊社からの提案で【開発】だけでなく【運用】も予算化して頂き、3カ年計画で一緒に取り組んだ結果、ホームページからの注文数の増加、社内の業務フロー改善といった効果につなげることができました。

Webマーケティング企画 Webマーケティングの費用対効果でお悩みでしたら、是非一度お問い合わせください。

 

UIデザイナー(業務委託)募集

【募集職種】UIデザイナー
【契約形態】業務委託(フリーランス、兼業可)
【応募条件】UIデザインの経験2年以上、または同等スキル
(業務実績、または提出作品により発注案件の審査を行います)
 アニメの好きな人、アニメ作品に関する知識がある人は優遇
【業務内容】
 成長の著しい中国インターネット業界におけるスマホサイト、
アプリ開発のデザインを担当して頂きます。(翻訳・通訳は
制作管理のバイリンガルが担当しますのでご安心ください。)
 基本的にネットを使った遠隔での制作進行、日本での作業と
なりますが、状況により北京に出張して頂く可能性もあります。
 中国ではメジャーなクライアント、ユーザー数を多く抱える
アニメ情報のアプリなどに携わって頂く予定です。
【募集人数】若干名

 ご興味のある方は、お気軽にご連絡ください。

連絡先 contact@rpd.co.jp / 03-4405-7784 担当:佐々木

掲載にあたって(追記)

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領土問題で日中関係が紛糾した昨年は、デマに近いものも含めて双方で表層的な情報が多く飛び交い、負の連鎖が広がっていく様子を目の当たりにしました。
これはビジネスの現場で信頼関係が崩れ、連携がうまくいかなくなるのと構図としては全く同じように感じられ、意思疎通・コミュニケーションの大切さを再認識しました。

講演した当時の想いとして、

  • 中国でのオフショア制作については、過去の失敗事例から業界内でもネガティブなイメージが先行していたので、改善されつつある状況を最新情報として伝えたい。
  • 多くの中国関連セミナーが、中国の悪い部分、難しい点にフォーカスして警戒感を煽るような内容であったため、建設的なアプローチからの話を聞いてもらいたい。

・・・というものがありました。なので、今になって客観的に見れば、中国人サイドにかなり歩み寄った内容になっていると感じます。
無防備に中国での展開を考えている方には、やはり自分も難しい点・注意すべき点などを強調して伝えることになりますので、先に「親中か嫌中か」というスタンスありきではない点、念のため明記しておきます。

また、どちらかと言うと、中国で「ヒドい目に合った」話の方がエピソードも豊富で盛り上がり、ウケは良いのですが・・・そこから更に一歩踏み込んで、先入観なしに現地の実情を理解するところからが実務レベルのスタートラインです。
講演の内容に関しては、2年余り過ぎた今になって読み返しても主要なポイントについては言い尽くしてあるように思います。中国に限らず、海外でのビジネス展開に従事されているより多くの方に目を通して頂き、ご意見やご指摘などお寄せ頂ければ幸いです。(2013.2.13掲載)

まとめ:中国人でも、話せば分かる!

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偉そうに説明してきましたが、実際は中国人スタッフと衝突して口論になったり、教育ビジネスでクレーム騒動が起きて、大勢の中国人に囲まれて罵声を浴びたりもしました。なので、これまで常にうまくいっていたわけではありません。
ただ、同じような経験は日本でも過去に散々してきて、コミュニケーションを取って解決の努力をするしかなかった・・・それが中国では、相手が中国人になるのは当たり前・・・というスタンスで取り組んできました。トラブルの相手が中国人であっても、感情的なやり取りを避けて思い込みや誤解を解けば、やがて事態は沈静化して信頼関係が芽生えます。結果的に「目線合わせが足りていなかった」というケースがほとんどなのです。

これも制作の修正作業と同じで、何かトラブルが発生してからフォローに労力を費やすか、事前の目線合わせに労力を割いておくか、というマネジメントの姿勢の問題です。

また、中国ビジネスといえば「酒」ということで(笑)、確かに重要な要素ですが、

1.責任や権限の明確化(ルール、方針)
2.円滑な関係づくり(親睦、呑みにゅけーしょん)

当然ながらこの順番でマネジメントしないと、潜在的な不満が何かの機会に必ず噴出してしまいます。客観的には、欧米式のロジカルなマネジメント手法の方が中国人とは相性が良いと感じます。一方では日本式な家族経営も人心掌握に効果的なので、まさに「和魂洋才」のアプローチが最適なのだと思います。

相手と理解し合えないケースは日本人同士でもあります。だからこそ「中国人でも、話せば分かる!」と信じたい、そう考えると中国人とはいえ一緒にやっていける人も多いのが事実で、こちらが相手を選んで「話せば分かる」中国人と付き合っていけばいいのです。

むしろ日本サイドから「現地の事情など関係ない」と冷たく突き放されたこともありますが・・・そういった状況で苦労している時に現地でサポートしてくれ、ついてきてくれたのは中国人スタッフでした。信頼できる中国人に囲まれながら「話の通じない日本人よりも仕事がやりやすい」と感じたことがあるのは事実です。

自分自身の実感としては「話の通じない日本人よりも、話の通じる中国人!」なのです。
苦労されている方からは異論もありそうですが、このような観点で接していれば中国人ともストレスを溜めずに自然体で付き合えると思います。

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日本人が管理をするか、中国人に任せるべきか?

第2部:「中国だから」「中国人だから」の落とし穴
china_title3.日本人が管理をするか、中国人に任せるべきか?

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参考資料「コーチングが機能する領域」( coach21のサイトより )

まず「リスクと能力」ですが、問題となるのはリスクの高い領域となります。
経験が豊富で能力の高い中国人をマネージャーに採用できた場合、目標や方向性を提示した上で、具体的な実行は任せる「コーチング」的アプローチでも良いと思います(A領域)。
若い中国人(経験が浅い→能力が低い?)の場合は「ティーチング」を要する場合が多いはずです(C領域)。日本で要求されるサービスや品質のレベルをどのように実現するか、彼らの多くは実体験として知りませんから、それを理解して実践できるようになるまで日本人マネージャーによる管理と指導が必須です。
この表で確認できるのは、業績に関わるような「成果を求められる仕事」について、中国人に丸投げして「結果を出せ!」といった任せ方は存在しない、ということです。プレッシャーから荒っぽい方法で目先の目標だけを達成しようとするため、ブランディング面での弊害が多くなります。実務経験のある中国人でも、日本企業での勤務経験などがない場合は、日本人がコーチ役となって考え方やノウハウを共有しながら進めることが大切です。

次に「重要度と緊急度」ですが、「重要だが緊急ではない」中長期的な取組みを、中国人の次世代リーダーに任せるのが良いと思います。逆に、緊急度の高い、業績に直結するような取組みは、やはり日本人の責任者がリーダーシップを発揮して推進するべきです。
仕事の進め方、顧客に対するスタンスなど、まだまだ一般の中国人との認識の差は大きいです。時には議論が倫理観など哲学的になり「ハーバード白熱教室」のようになってしまいます。柔軟さも大切ですが、経営ビジョンや事業コンセプトといった旗を掲げて、強力なリーダーシップで牽引しなければスピード感のある展開は難しいと感じます。

一方で、中国でも留学経験のあるMBA取得者などが増えています。我々に近い感覚で中国マーケットの未成熟な部分に着目できますし、彼らは(少なくとも自分より)能力が高い・・・我々以上に中国を理解していて中国語も不自由ないわけですから、絶対に適いません。
そういった優秀な中国人には段階的にでも権限を与えて任せていくべきで、それが「中国人に任せた方が良い」の真意ではないでしょうか。

MBA取得者は極端な例ですが、バイリンガルの若い中国人には我々と近い感覚を持つ者も多く、中途採用の応募者には日系企業でしっかりした社員教育を受けてきた人もいます。そういったポテンシャルを見抜いて、どこまで任せても良いかを判断するのが現地マネージャーの大切な役割になるでしょう。

中国人のマネジメントは本当に難しいのか?

第2部:「中国だから」「中国人だから」の落とし穴
china_title2.中国人のマネジメントは本当に難しいのか?

中国には「明日から来なくてもいい」と躊躇せずに解雇する経営者が多くいます。中国式の雇用文化(?)である「一発退場」は中国人にとっても不安で、そのような脅迫観念から来る自己保身が様々な弊害につながっている気がします。

前述のインターンシップ運用では、透明性のある評価プロセスを事前に告知して、そのルールに沿って進めたのですが、これは中国人の従業員からも非常に評判が良かったです。
実務においても、イエローカード、レッドカード・・・といった段階的な警告制度があれば大多数の中国人はそのルールを意識して動きますし、仮に退場者が出たとしても周囲が同調して集団で騒動を起こすようなことはありません。
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柔道場の畳のイメージなのですが、事前に「場外ルール」を定めてライン上で警告するようにすれば、その枠内でモノゴトが進められるものです。こういった「枠組みづくり」はマネジメントの基本であり、現場が中国であっても必要不可欠なはずですが、文化の違いとも相まってルールづくりが疎かになっている傾向があります。
従業員とのトラブルの原因がマネジメント側にあることは少なくないのです。

スポーツなど多くの競技がそうであるように、あらかじめ定められたルールで行われるゲームでは、勝敗の基準や何が違反行為になるかは事前に共有されています。同様の考え方で、何をすれば評価されるのか、ペナルティーを受けるのかをチームに浸透させていけば、日々の細かい指摘は減っていきます。これは相手が中国人であっても全く同じです。

中国人との「違い」にばかりフォーカスせず、「同じところ」に目を向けてみると、多くの部分で「なんだ、日本人と同じじゃないか」と思えてくるものです。
いろいろ思うようにいかなくて困った時でも、駆け引きせずに正直に事情を相談すれば、ほとんどの中国人は協力してくれます。(もちろん、理不尽な理由でなければ・・・です)

3.日本人が管理をするか、中国人に任せるべきか

日系企業でも中国人マネージャーにした方が業績が良い、といった統計があるそうで、中国のマーケット開拓、組織のマネジメントは「中国人マネージャーに任せた方が良い」といったトレンドになっています(2011年当時)。大きな方向性としては自分も賛成ですが、一方でサービスや商品のクオリティー管理など、日系企業としてのブランディングを考えると手放しで中国人に任せるのはリスクが大きいと感じます。

どこまで任せるか?といった指針にできる考え方として、コーチングの資料を紹介します。