掲載にあたって(追記)

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領土問題で日中関係が紛糾した昨年は、デマに近いものも含めて双方で表層的な情報が多く飛び交い、負の連鎖が広がっていく様子を目の当たりにしました。
これはビジネスの現場で信頼関係が崩れ、連携がうまくいかなくなるのと構図としては全く同じように感じられ、意思疎通・コミュニケーションの大切さを再認識しました。

講演した当時の想いとして、

  • 中国でのオフショア制作については、過去の失敗事例から業界内でもネガティブなイメージが先行していたので、改善されつつある状況を最新情報として伝えたい。
  • 多くの中国関連セミナーが、中国の悪い部分、難しい点にフォーカスして警戒感を煽るような内容であったため、建設的なアプローチからの話を聞いてもらいたい。

・・・というものがありました。なので、今になって客観的に見れば、中国人サイドにかなり歩み寄った内容になっていると感じます。
無防備に中国での展開を考えている方には、やはり自分も難しい点・注意すべき点などを強調して伝えることになりますので、先に「親中か嫌中か」というスタンスありきではない点、念のため明記しておきます。

また、どちらかと言うと、中国で「ヒドい目に合った」話の方がエピソードも豊富で盛り上がり、ウケは良いのですが・・・そこから更に一歩踏み込んで、先入観なしに現地の実情を理解するところからが実務レベルのスタートラインです。
講演の内容に関しては、2年余り過ぎた今になって読み返しても主要なポイントについては言い尽くしてあるように思います。中国に限らず、海外でのビジネス展開に従事されているより多くの方に目を通して頂き、ご意見やご指摘などお寄せ頂ければ幸いです。(2013.2.13掲載)